【卵の殻のモザイクアクセサリー】金継ぎの美しさ
2013年 03月 21日
端の処理の拙さにずっと考えていたのですが
卵殻を端ピッタリにカットすることはできるけれど、
やっぱりどうしても部分的に欠けはできてしまう……
おそらくマスキングテープを使って寸法道理に作ればうまくいきそうなのですが
今現在作りためたものをどうしよう、とあれこれためしつつ
ふと思ったのが
そもそも端をきれいにきれいにきっちりすることに意義はあるのか、
それよりも、卵殻モザイクの魅力は、割れとヒビのテクスチュアじゃないのか、
いっそそのクラックを目立たせてしまえばいいのだ、
と逆転の発想で。
そうそう、大切な陶器やグラスが割れてしまったとき、金継ぎという方法で
破片をつなぎ合わせる技法がある、
あれは継ぎだけど、継ぎの美があるんだよね~
と思いつつ、
裏面から側面を塗り、端の処理を金継ぎ風味で仕上げてみました。
アンティーク風が好きな私としては満足な出来上がり♪
この金継ぎ風味、かなり気に入っちゃいました^^
卵殻も金継ぎも、本来は漆工芸の分野らしいと、
やってみてから調べて知りました。
卵殻のひび・クラックって美しい。
ひびとか、さびとか、濡れた苔とか、古びた紙とか、ガラスの輝きとか、
いろいろな素材の質感そのものに惹かれます。
漆工芸は、やろうとするとちょっと敷居が高いかな……でもいつか体験してみたいです。
ただ、好みとしては、ちょっと和風すぎて。
普段使いできそうな、色合いもカラフルで、かわいいものをつい作ってしまいます。