【卵の殻のモザイクアクセサリー】tetoteさんに、『月へ、雲より』をアップしました
2013年 04月 25日
アップした作品はこちら、『月へ、雲より』
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ちょっと、昔の話です。
小学生のころ、極度の人見知りでした。
それなのに、担任の先生の推薦でわざとクラス委員をさせられていました。
先生は、あまりに内向的な私を鍛えようとしていたんですね。
でもそのせいで、私は学校へ行くのが苦痛で苦痛で。
ついにある日、ホームルームの話し合いの時間に、
ちっとも静かにしてくれない騒がしい男子数名に注意しようとして、
その瞬間、頭の中の血がすとんと落ちてしまって、視界が突然真っ暗に。
教壇の上でだーん、と倒れました。
貧血です。
気が付いたら、保健室。
ベッドに寝ていると、あの騒いでいた男子たちが、
ぽつり、ぽつり、
1人づつ謝りに来るんです。
でもみんな顔は実にめんどくさそうで、嫌々感いっぱい。
あきらかに、先生に叱られて、仕方なく謝りに来たって感じで。
そんな顔で謝られても、かえっていたたまれないだけで。
もういやだ、帰りたい、今すぐ帰りたい、
学校なんて嫌いだ、先生なんて嫌いだ、男子なんて大っ嫌いだ、
って思って、ベッドの中に潜り込んで泣きました。
あの頃、私には、大丈夫だよ、って言ってくれる「雲くん」はいなかったなあ。
現実って、手ごわくて。
ドラマや小説みたいに、綺麗に問題が解決することなんてない。
助けてほしいときに、差し伸べられる手がないことなんてざらにある。
そんなことを思い出したのは、
ママ友のお嬢さんで、今年の春から中学生になった女の子が、
中学校になじめないって言って、家で泣いちゃったという話を聞いて、
その子の気持ちが、手に取るようにわかってしまって。
簡単に「大丈夫だよ」とは言えないけれど
結局は自分が乗り越えるしかないんだけれど
でも、世の中には、キミが泣いちゃう気持ちが本当はすっごくよくわかってる大人もいるんだよ、
っていうような思いをこめて作ったブローチなんですよー(照)
だから大好きなデザインのひとつです。