作家には作品を売るか技法を教えるかの二択しか収益化の道はないのか。いや、第三の道があると思う。

ずっと長い間、もんもんと考えていたのです。
作家業。
収益化の道って、大きく分けて2本ですよね。
①作品を販売する 作家業
②技法を教える 講師業
③ ①と②のハイブリッド型

①~③のどの場合も「人気」が出ないと、食べていけない。
それも、ものすごいレベルで人気が出なきゃね。
元女優さんとかタレントさんがハンドメイド教室を開かれているとか
インスタやツイッターのフォロワー数がン十万単位ですごいとか
ナントカ協会を設立しちゃって運営がんばってますとか
人気に火がついて、いろいろなノベルティ商品つくってウハウハですとか
そういう雲の上の人は、そのままの路線でご活躍いただければいいのです。
ハンドメイドの世界を華やかにしてくださるのですから。
が、私たちはそうじゃなくて。
f0242397_13272023.jpg

Facebookもツイッターもインスタも頑張るけど、
フォロワーはそんなに一気に伸びるわけじゃないし
SNS対策しながらブログも必要と言われれば書き、
日々制作もしながら、仕入とか在庫管理とかしてくれる人なんかいないからやるし
あちこちのイベントの出展調整とか情報収集とかも余念なく
でもって、家事も育児も頑張りつつ
時にはフルタイムのお仕事も持ちつつ・・・

いや~~~無理。
無理だよね!!!!
そんなの、どんなスーパーウーマンだって無理だって。
インクレディブルファミリーくらい
チョッパヤとか、びよーんと伸びるとか、空飛べるとか、すんごい能力がなきゃ。

でも、ほかに何かあるはずだと。第三の道が。

2016年に初めてのイベントで「日本ホビーショー」に出てから、
あちこちのイベントに出てみて、
色々なことを試すため、毎回限界まで脳みそフル回転させて出し切って考え続けて2年。
今朝、ふいに何か「見えた」気がしたんです。


こちらが、今朝がた、勢いで書いてFacebookに投稿した文章全文です。

*******************************************************

【いや、違うよね。ワークショップは正直もっともっとエンタメ化できるし、

そこにこそ、売るだけでもなく、教えるだけでもなく、作家に開ける第三の道があるんじゃないの?】

というのが私の考えです。

初めてエッグシェルモザイクのワークショップをした、

昨年の秋の横浜・HandmadeMAKERSの時から、

その後のホビーショー、伊勢丹、大阪てづパ、横浜駅チカアート市と、

大きな箱、小さな箱、と色々積み重ねてきて実感しているのが、

みんな、ワークショップを、単なる客寄せパンダ的にしか捉えてないんじゃないか。
っていうことです。


イベントでのワークショップの場合。
メーカー主導のもと、製品のPRのためにワークショップを作ります。

だから、出来上がる作品のワクワク感より、製品説明が出来るかどうかが先に来てしまう。

また、どれだけ多くの人に製品をPR出来るかが重要なので、

お客様の回転率重視で、まるで流れ作業のような、ただただ「数をこなす」だけのワークショップになる。
それって、本当につまらない。
イベントでワークショップを回し続けている講師の皆さまの疲れた顔に、
技法のヒントだけ格安でゲットできたらラッキー!くらいに考えているお客様の哀しみったらない。


百貨店でも同じこと。
売り場に活気が欲しいからワークショップをして欲しい、というのは理解できるものの、
やはり、商品を売ることのほうが第一になる。

有形無形の色々な決まりごとがあって、尖った企画は難しい。
実はワークショップそのものが、商品に匹敵するくらいの魅力的なコンテンツ・商品になる可能性に

気づいていないような気が。
あ、気づかれたらマージン上がるから気づかないでいてくれていいけど!(爆笑)


エッグシェルモザイクのワークショップでは、インストラクターの皆さんと一緒に、
【ワークショップをエンタメ化する!もっと、もっと、もっと】を掛け声に、
その運営メソッドをひたすらに改善し、試し、また改善して、蓄積してきています。
もうかなり凄いメソッドになってきていますが、まだまだやれます。
未開拓の地はまだまだ広大。

よく、私が自分に問うのが、
「ディズニーだったら、ワークショップをこの程度で終わらせるか?」です。

そんなわけない。
この程度でいいわけがない。

でも、お手本はない。
どこにもないんです。
自分たちで作り上げるしかない。

エッグシェルモザイクチームが
毎回ワークショップを企画するたびに
乗り越えようとしている見えない壁です。

でも、これができたら、
正直言って、エッグシェルモザイクだけじゃなく、
どんな分野のワークショップでも超エンタメ化できると思うんです。

次の企画も、
まだまだ、ひたすらに作り込んでいます。
資料の多さ、連絡の多さ、突然の閃きの頻度の多さに、関係者にドン引きされてもめげないもん‥‥。


だって、エッグシェルモザイクのワークショップは笑いに溢れ、

参加してくださった方は例外なく、みんな笑顔で「楽しかったー!」って言って下さるから。

【EGG SHELL MOSAIC ART&CRAFT】
https://www.facebook.com/eggshellmosaicartandcraft/

*******************************************************

これは、今朝がたの、「見えたかもしれない!」ていうフレッシュな勢いも手伝った投稿でして、

もうちょっと冷静に、これに解説を付け加えてみようと思います。


f0242397_13321672.jpg

(みんなでつくるって、無条件に楽しいよね!)


大きなイベントでも、小さなイベントでも、

ハンドメイドイベントで一番集客がしやすいのは、「ワークショップ」

これは厳然たる事実です。
つくるというのは理屈なく楽しいこと。
作品に数千円を使うのは戸惑われる方でも、
あちこちのワークショップをはしごして一万円くらい使われるかたは結構いらっしゃいます。
なぜって、それは「インタラクティブ」だから。

「売る」というのは、作家の作品を見てもらって、気に入ってもらってご購入いただく。
作家⇒お客様の一方通行なベクトルですよね。

でも「ワークショップ」というのは双方向コミュニケーションです。
かっこよくいうとインタラクティブなわけです。
小学生でもわかることばでいうと「一緒に楽しむ」なんです。

人気があるのは当たり前。

ところがです。
作家にしたら、「作品を買ってもらいたい」という一方通行の思いが強すぎて、
ワークショップを「お客様にブースに来てもらうための手段」としてしまう。
ワークショップをしてもらって、在店時間を長引かせて、作品をみてくれないかな、っていう作戦ですよね。
でも見るわけない。
だって、ワークショップに来る人は、「一緒に作って楽しみたい人」なんだもの。

さて、メーカーさんは?
「わが社の材料を買ってほしい」という、これまた一方通行の思い。
だからワークショップを「自社製品の説明会」にしてしまう。
しかもたちが悪いことに、
会社の資金力を生かして、ワークショップ代金を格安にするんですよ、ケッ。
(あ、心のこえがおもわず洩れ・・・えーい、言っちゃえ)

つぎに、イベント開催側は?
「イベントが盛り上がってほしい、たくさんの人に来てほしい」
お。これはかろうじてインタラクティブになり得そうな予感。
が、しかし、なにを考えたかイベント開催側は
「ワークショップスペース」なるものをつくり、
無機質な会議用机をずらーっとならべて、
皮工芸もガラス工芸もスタンプアートも編み物も、
全部同じところにずらーっとならべてしまうんですよね、チェッ。(あ、ははは)

体験とは、つまるところ世界観の体験です。

たとえて言えば、「おいしいコーヒーを丁寧にドリップして楽しむワークショップ」があったとして、
スタバとタリーズとブルーボトルとドトールとシャノアールとが
みんな同じ会議用テーブルでドリップしてる場所で、
お客様に何をアピールできるでしょう。
お客様だってどうやってそれぞれの美味しさを堪能しろと?
ほんと、意味ないよね。

というわけで、
本来ならもっとも集客力のあるはずの「ワークショップ」が
みんな自分発信の一方通行で考えるから
何かの前座に使われてポイ捨てされているなあ、と思うのです。
それを価値ある形に変えたらどうだろう。
エッグシェルモザイクチームはずっと追い求めています。

f0242397_13341646.jpg

今は天国にいる、私の祖母は、女だてらにビジネスに長け、
戦後ヒヨコを育てて養鶏場を営み、
その収益で不動産業を始めた剛の者でした。

その祖母曰く、
「石の上にも三年っていうけどね、二年あれば十分だからね。
三年もダラダラするんじゃないのよ。
二年やってみて、何もつかめなかったらすぐにおやめ。
でも二年間は馬鹿になって真剣にやるんだよ。
それで何かつかめたら、食らいつきなさい」
って言っていたので、

イベントでワークショップを初めて、それをブラッシュアップしつづけてちょうど2年目
これは、食らいつくべきだと思ったわけです。



[PR]
by esperanzaclassic | 2018-10-17 13:39 | 【体験講座】ワークショップ情報 | Comments(0)

卵の殻がまるでカラフルな大理石のように大変身する『エッグシェルモザイクR』を独自開発。身近な素材から驚きの表現を探し出しています。


by uiko shinohara