デザフェス48、行ってきました。
友人作家さんが出展されるのでその応援に。

最初にデザフェスをお客様としてみにいったのが2015年
友人の出展をお手伝いに行ったのが2016年
2017年は自分の出展で忙しく残念ながら行けず、
2018年は再び友人の出展のお手伝い。
せっかく、2015年と2016年と、人気のあるブースと人気のないブースの違いを分析してきたので
今回も頑張って分析ネタを、と思ってめぐっていたのですが
ううううむ!
単純に、ブースのレイアウトや華やかさだけでは分析できない状況になっていました。
1、当然SNSの影響は絶大なわけですが、桁違いの行列の場合は別の理由がありました
行列ができているブースは、
基本的に、SNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINEなど)で
普段から発信している方や、
最近では全国のデパートや百貨店、各種のイベントでも
クラフト系ハンドメイド作家さんはたくさんチャンスが広がっているので
そのような場で活躍されている方。
私もお名前と作品を存じ上げている方がちらほら。
いくつか行列に並んでゲットしてきました。
もちろん行列に並びながらもリサーチ欠かさず。
行列の前の人とおしゃべりついでに、
なぜ並んでいるのか聞いてみたりしました。
(ほんと、年をとればとるほど、
すれ違いざまのコミュニケーション能力って上がりますよね・・・
あくまですれ違いざまの能力なので、本来の能力とは違うのだけど!)
『その作家さんの通信教育を受けているので、
本家の作品がどうしても欲しくて』
『Twitterで見ていてすごいなあって』
とのことでした。なるほどーーー!それはそうですよね、わかります。
フォロワー数も万桁と桁違い。
2、レイアウトは全体的にレベルが拮抗、
みんなとっても素敵なのでここで差をつけるのは難しい
2015年、2016年とは大きく印象が違ったのが、展示レイアウト。
どの作家さんも素敵。
ちゃんと世界観が伝わるし、見やすいし、立体的だし、視点も高くなっていて見やすいです。
なんだかとっても見ごたえがあって楽しかったのは、そのせいなのかも。
以前は、豪華なディスプレイに華やかな照明をしているブースが、
その他の手作り感万歳のブースに比較して目立っていたのですが
ディスプレイについてはこの数年で全体的に底上げがすばらしく、
ディスプレイだけの差は埋まってきたかもと思います。
そういえば、手伝うはずだった友人も、
9時にビッグサイトについて電話して「ついたよー」って言ったら、
「もうディスプレイ完了した」と。びっくり。
お手伝いすることないじゃないですか。
「余裕は美徳☆彡」とかなんとか、鼻高々に言っていました。
すばらしいっす。
というわけで、デザフェス入口すぐ横のローソン前で待ち合わせして、
朝コーヒーする余裕っぷりでした。
ふと思うと、今まで立派なディスプレイでしっかりと宣伝広告費かけて
ブースを作ってきた有名どころの作家さんの作品は、
実は全国各地のイベントで拝見するのですよね。
今回お見かけした切り絵作家さんも、
夏に大阪のてづパでお見かけいたしました。
それだけ作家さんはあちこちへ出張されて
新作を作りながら(新作を作りながらですよ!!もう尊敬してしまう)
頑張っていらっしゃるっていうことなのですが
悲しいかな、人間は、新しいもの、新しいものがすきな生き物・・・。
それほどディスプレイがプロっぽくなくても、
新しく見つけたものについ立ち止まってしまうのです。
ん?これ何だろう・・・?って。
そういう意味で、活動歴の長い大御所作家さんは
もっと厳しい戦いを生き抜いているんだなあっと思いました。
私自身もよく聞かれるのです。
「エッグシェルモザイクで何を目指してるの?」って。
ものづくりが好きな人に、この問いってとても難しいかもしれません。
有名になること?行列ができる作家さんになること?
ハンドメイド作品を、既製品化していくこと?ブランドになること?
うーん。
たとえ大金持ちになっても、
私は卵の殻を洗ってヒビをいれてうっとりしていると思うのですよね・・・。
そのくらい好きなんだけど、でも好きだけでもない。
なんだろうなあ。
何があるんだろう。
「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」
っていう、
「存在」に関する根源的な哲学的問いがありますが、
突き詰めるとそこに至ってしまう気が。
ただ生きているだけじゃ、どうして満足できないのでしょう、私たち。
そして私たちはどこへ行くんでしょう。
うお、哲学的すぎて脳内に宇宙が見えちゃう。
作ろっと。
3、つまるところ秘密はあまりない。
じゃあ何が違うのって、「イベントを始める前と始める後、何にどうつなげるか」
食えない哲学よりも食える実学です。
生きているのは現実、すぐにお腹はすくのです。
現実にカムバック。
実際のところ、秘密はあまりないのだな、というのが結論です。
①作る
②自分の好きを極める
③需要と供給を見極める
④コンスタントに活動する(ための仕組みをつくる)
⑤そして、運不運はあまり気にしない
この五つのような気がします。
さて、イベントに出るより大切なのは、
イベントに出る前から活動を広げる努力を惜しまず、
イベントにでたことの影響を活用する努力を惜しまず、
今後の活動につなげていくことです。
今後の活動につなげるのも、昔から言われている通り。
①お客様の情報を得て、
②こちらから新作などをご連絡できる態勢を整えてイベントに挑み、
③イベントに来てくださった方への特典などいろいろな楽しみを用意しつつ
④イベント後に、商品がお客様の生活になくてはならない存在になるよう設計を考え
⑤イベント前もイベント後も、広報をしっかり考え続け
⑥PDCAサイクルを回していく
うわ、たくさんだ。
これを一人でやろうとしたら、本当に大変ですよね。
エッグシェルモザイクのインストラクターチームでは、
チームでイベントに出たり、ワークショップを企画したりする時、
チーム一丸となって取り組みます。
誰にだって得意不得意があるから、自分の得意な分野で活躍できるのが一番。
作品をつくるのが得意な人もいれば、
接客が得意な人もいる。
広報が得意な人もいれば、
ワークショップの講師が得意な人も、
タイムスケジュールが得意な人もいる。
人が見落としがちなささやかだけれど大事なことをさりげなくできる人もいる。
チームで動くと、他の人が動いてくれることのありがたさが本当に身に沁みます。
この経験があってこそ、ひとりでイベントに出たり、レッスンを開催したりするとき、
自分一人では気が付けなかったかもしれない大事なことを
見落とすことが少なくなります。
ひとりでやらないでチームでやるっていうこと。
これがすごく大きいのです。
ひとりでやっていたころはとてもできなかった挑戦が、
チームになることでできるようになる。
その威力は乗算で増えていく感じがします。
私の役割はその「場」を用意すること。
改めてそう考えました。
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